2011年03月04日

マイノリティの政治家

昨日、NHKのBSきょうの世界とBBCで、あるニュースが流れたのを見た。
パキスタンでキリスト教徒の大臣が殺害された内容だ。
この大臣は、少数民族問題(NHKでの訳;BBCではminorities)を担当していて、
イスラム教が多数派の国で自身もキリスト教徒というマイノリティであった。
(BBCのウェブサイトによると、キリスト教徒はパキスタンの人口の約1.5%。)
ムハンマドを冒とくしたとしてキリスト教徒の女性が死刑判決を受けたのをめぐり、
「冒とく罪」の見直しを強く主張していたところでの事件だったようだ。

このニュースから得たものは、2つ。

1つめは、マイノリティの声を武力で封じようとする、
このような行動がまだまだ存在しているという事実だ。
このニュースは、相手が大臣だったから大きなニュースになったけど、
世界のどこかで頻繁に起こっていると考えられる。
だから、とても大きな驚きとまではならなかった。

もちろん、このニュースを簡単に聞き流してはならない。
今年1月に、同じく「冒とく罪」に批判的だった州知事が
殺害されていて、今回2人目である。
「次に誰が自分たちの権利について戦うのか」というキリスト教徒市民の
不安の声も報道されている。

2つめは、ニュースの論点からはズレてしまうが、
パキスタンにマイノリティ担当の大臣がいて、
しかもマイノリティ出身の人がその要職についていたことだ。
私はパキスタンの政治に明るくないので、
パキスタンでそのような役職が作られていることに驚いた。
このポストができた歴史的経緯などはこれから調べる必要がある。課題が1つ増えた。

ひるがえって、日本では、そんな役職なんて存在しないし、作ろうなんていう話もない。
マイノリティはマイノリティのまま、
大臣のように主な要職につけないまま、
声をあげにくい状況に今も置かれている。
posted by oku at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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